7月に入り、梅雨明けまであともう少しとなりました。
さて、以前ご紹介させて頂きました3色のアジサイ。 じつはこのアジサイの隣にはもうひとつ、素敵な白い花を咲かせている植物があります。 それがこちらの「常緑ヤマボウシ」(ミズキ科 学名Cornus hongkongensis 別名常緑山法師) 中国、朝鮮半島、日本の本州から琉球列島に分布しています。 通常のヤマボウシとはつぼみの状態が異なり、ヤマボウシは緑色で細く小さな総苞片(そうほうべん。花の付け根の葉)が最初から開いていますが、常緑ヤマボウシはチューリップ状態で大きくなるのが特徴です。
その名の通り冬に落葉せず、1年を通して葉を保ちます。 春から初夏にかけては花を咲かせ、秋には紅い実をつけ、寒さに当たると紅葉します。 冬に多少の葉は落ちますが常緑で冬を越してくれるのでシンボルツリーとしても好まれます。 何より四季折々の表情を見せてくれるのは最大の魅力ですね。
ちなみに…ついた実は食すことができます。 実は甘くて美味しいとの事なので、秋に実をつけた時は是非口にしてみたいです。