100年以上にわたり生き続けた白樫の大樹を遺すための移植作業を、一昨日に続いて昨日も行いました。
1日目に続いて樹木医の萩原徳雄さんと福井 寿さん、そして彩華園の皆さんと一緒に根回しの作業をしました。背丈より深い溝を掘り、根の場所や長さを十分に確認してから、これ以上根が広がらないように、防根シートで周りを覆います。直径約3メートルの大きな根鉢(鉢植えから鉢を抜いた時に、根の部分がまるで型をとったように鉢型になる状態)を作り、移植がしやすいようにするためです。
また、覆った防根シートの外に露出した長い根については、環状剥皮(表面の皮を剥ぐ)により根の先まで栄養が行きわたらない
ようにし、防根シートの内側に新たな根が生えるようにしています。
作業は日没まで続きましたが、予定としていた全体の半分の根回しを、何とか終えることができました。今後の状況を見ながら、来年は二回目の根回し作業に入る予定です。一緒に作業をしてくれた皆さん、本当に有難うございました。