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7月に入り、梅雨明けまであともう少しとなりました。
さて、以前ご紹介させて頂きました3色のアジサイ。 じつはこのアジサイの隣にはもうひとつ、素敵な白い花を咲かせている植物があります。 それがこちらの「常緑ヤマボウシ」(ミズキ科 学名Cornus hongkongensis 別名常緑山法師) 中国、朝鮮半島、日本の本州から琉球列島に分布しています。 通常のヤマボウシとはつぼみの状態が異なり、ヤマボウシは緑色で細く小さな総苞片(そうほうべん。花の付け根の葉)が最初から開いていますが、常緑ヤマボウシはチューリップ状態で大きくなるのが特徴です。
その名の通り冬に落葉せず、1年を通して葉を保ちます。 春から初夏にかけては花を咲かせ、秋には紅い実をつけ、寒さに当たると紅葉します。 冬に多少の葉は落ちますが常緑で冬を越してくれるのでシンボルツリーとしても好まれます。 何より四季折々の表情を見せてくれるのは最大の魅力ですね。
ちなみに…ついた実は食すことができます。 実は甘くて美味しいとの事なので、秋に実をつけた時は是非口にしてみたいです。
6月23日(土)10時より、川口市・花と緑の振興センターで、第2回緑化講座「四季彩マットで植木栽培」が行われました。参加した皆さんに「安行四季彩マット」を使った植物の作り方を、BOSQUEのスタッフが教えました。
制作に使われたのは、濃いピンクの花びらが鮮やかなサルスベリと、グランドカバーとして親しまれている常緑草、タマリュウです。マットに触れたのが初めての方がほとんどでしたが、参加された全員が立派な植物マットを完成させました。
このイベントを機に、室内やベランダでも楽しめる植物マットの楽しさを覚えていただけたら嬉しいです。
梅雨に入り、ジメジメした日が続きますが、この時期に鮮やかな色を見せてくれるのが、アジサイです。
現在BOSQUEでは、3つのアジサイが色とりどりの花を咲かせています。もっともポピュラーなのは、球状に青や紫の花が咲く「セイヨウアジサイ」で、皆さんもよく目にされていると思います。
写真下中央は「ヤマアジサイ」。山あいの沢沿いに多く生えるので、サワアジサイとも呼ばれます。花の色は様々で、青色の清楚なものから、白、紫、そして写真のように紅色を帯びるものなど、個体によって違うのが特徴です。
もう一つ、アジサイの仲間で北アメリカ東部原産の「カシワバアジサイ」があります。その名の通り、柏に似た形の5~7つに深く裂けた葉と、円すい形の白い花房が特徴的です。開花している時期のみならず、秋の紅葉が 楽しめるのも魅力の1つです。
アジサイと一言でいっても種類は多様で、色とりどりです。雨が続くと外に出る機会が少なくなりそうですが、庭やベランダに この時期ならではの植物を置くと、季節を感じられそうです。